未経験での独立。FC10社を比較してたどり着いた、後悔しないための選択

30代後半でのMBA取得が転機。「自分でビジネスをやりたい」
Q. まずは、独立を考えたきっかけを教えてもらえますか?
前職はパチンコ店の店長をしていました。独立を意識し始めたのは30代後半の頃ですね。当時の上司の勧めで、働きながら2年間大学院に通ってMBAを取得したことが大きな転機になりました。
そこには独立を目指す若い方や、有名企業の幹部クラスの方など色々な人がいて、すごく強い刺激を受けたんです。経営を体系的に学んだことで、「自分も将来ビジネスをやりたい」と考えたのが最初のきっかけですね。
加盟判断の「5つの軸」をすべて満たしたのが大判小判
Q.数あるビジネスの中で、なぜ「大判小判」を選んだのでしょうか?
ゼロからの起業は難しいと感じていたので、「ノウハウをお借りできるフランチャイズ」で検討を始めました。最初から買取業に絞っていたわけではなくて、清掃、飲食、コンビニ、リペアなど、約10社の説明会に参加したんですよ。
その中で、自分が加盟を判断する軸としていたのが以下の5つです。
- 収入が向上するか
- 業界の将来性
- 本部のサポート体制
- 自分にできるか
- 資金面で無理がないか
最終的に、これらすべてに当てはまったのが「大判小判」でした。
大黒柱としてのプレッシャーと、知識ゼロからのスタート
Q. 未経験からのスタートということで、不安はありませんでしたか?
一番の不安はやっぱり「家族の生活」でした。「収入がなくなったらどうしよう」っていう大黒柱としてのプレッシャーは、今でもゼロではないですね。
それに、買取業は完全に未経験だったので、商品の知識もなくて……。お客様が持ってきた品物に対して「何をどう説明すればいいのか」が分からない状態でのスタートだったことも、不安の大きな要因でした。
本部の電話サポートを活用し、「素直に実行する」基本の徹底
Q.現場での難しさや、どうやって仕事を覚えていったのか教えてください。
一番難しいのは、「査定額の理由をお客様に納得してもらうこと」ですね。なぜこの金額なのか、その商品の価値は何か。これをちゃんと説明できないと成約にはつながりませんし、ここは今でも課題だと感じています。
ただ、大判小判にはすぐに回答をもらえる電話サポート体制があるので、そこはすごく助かっています。分からないことはその都度、本部やSV(スーパーバイザー)に相談しながら進めることで、2週間ほどで慣れて、1ヶ月くらいである程度形になったという感覚です。
売上を上げるために何か特別なことをしているわけじゃなくて、「本部の言うことを素直に実行する」「研修で学んだことをそのままやる」といった基本を徹底しているだけなんですよ。
店長時代の「コスト意識」を活かしたメリハリのある投資

Q.実際の現場(スーパーでの催事)の様子はいかがですか?
スーパーの催事場は人通りはありますが、「最初から買取目的で来る人はいない」ので、簡単ではないですね。ただ実際には、「買い物のついでに来られて便利」という声をいただくこともあります。そういった方にきちんとご提案して、納得していただくことが重要です。
ここでは、パチンコ店長時代の経験も活きているんです。特に「コスト意識」ですね。「お客様に近い部分にはしっかり投資して、それ以外は徹底的に削減する」という考え方は、今の運営のベースになっています。
買取業で言えば、ブースの備品やお客様にお渡しする景品とか、お客様から見える部分にはしっかりとお金をかけます。逆に、移動経費みたいなお客様から見えないコストは徹底的に削る。こういうメリハリのある投資が、結果として信頼や集客に繋がっていると感じてます。
「仕事が終われば完全にオフ」。家族との時間が取れる生活へ
Q.働き方や、生活の変化について教えてもらえますか?
前職と比べて一番変わったのは、やっぱり時間の使い方ですね。パチンコ店の店長時代は、休みの日でも常に連絡を気にしていましたけど、今は「仕事が終われば完全にオフ」にできます。家族との時間もしっかり取れるようになって、メリハリのある生活ができています。
定年時に「やっておけばよかった」と後悔しないための選択

Q.最後に、今後の目標と、独立を検討している方へメッセージをお願いします!
今は日々の運営で精一杯というのが本音です(笑)。ただ、18時に営業が終了すれば完全にオフにできるので、前職みたいに常に連絡を気にしているようなハードさはありません。メリハリをもって取り組めていますよ。
将来的には催事場所の拡大や、出張買取の展開など、規模を広げてさらに売上を伸ばしていきたいと考えています。
独立を検討しているなら、やった方がいいと思います。私自身、会社員として定年を迎えたときに「やっておけばよかった」って後悔するイメージが浮かんだことが、決断の決定打でした。人生は一度きりなので、少しでもやりたい気持ちがあるなら、挑戦する価値は十分にありますよ!